妻の活躍が喜べない 私より幸せになってはいけない 家族のエゴにどう対処する?

 

目次

 

夫、娘、息子、母親・・あらゆる家族観に、認めたくはないけれど人間としての嫉妬心が存在するようです。

 

家族がお互いの生き方に口を挟むような 苦しい場面がきたとき、妻の取るべき行動はなんでしょうか。攻撃でしょうか、逃避でしょうか、爆撃でしょうか?

 

あまりにもむごいこの正視したくないエゴに 叩かれたとき、妻はどう判断すればいいのかをまとめてみます。

 

家族の誰かが苦しいとき、賢い妻は動かないこと

人間は余裕のあるときは、人を許せますがそうでないと、本心でもないようなことを相手にバンバン言ってしまったりします。普段優しい夫が ときにそうなったとしても、妻は泰然として動かないのがベストです。彼はいま、思っても見ないことを言って妻の気をひきたいだけです。

 

どんなことがあっても、妻は感情を動かさないこと 離婚を考えるのも今ではない

余裕のない相手を抱きしめること ただ単にいきとし生けるものとしての彼を 生物として愛する

これまでの努力に敬意を表する  そして妻として彼に満足してもらうことをあきらめる 

 

そして、一番苦しい妻をなにより救うのは・・・?

傷つけてくる相手であるゆえ、この先の運命は 神さまに任せよう

と放り投げること・・・です。面倒な運命なんていずれ終わるのですから、ぽ~んと放り投げましょう

次の人生のしあわせでも妄想しましょう。アンハッピーにとどまることなんてありません。

 

姑になると最初から敵対心がありますから、言わずとしれたエゴと我慢比べだけです。

母親の娘へのエゴもあります。50歳の娘に対して 自分の元を離れるなと言うエゴで、娘さんを結婚させない親御さんをたくさん見てきました。娘はいい人なので、お母さんんの言っていることが正しいと信じているのです。

親御さんがなくなったら、お嬢様はひとりでどうしていくのでしょうか?なぜ、今婚活を許してあげないのでしょう。

 

 

しかし、自分の育てた子どもすらも、ときに母親に嫉妬の刃を向けてくるのだと 最近判明しました。

自分の子供にそんな感情があるとは想像もしなかった親としては、大変おそろしく、残酷なものを見た思いがします。

 

受験ママをまっしぐら 徹夜の受験サポート、母はほぼ20年ただ下積みの日々?

 

幼稚園受験から 大学受験 資格の試験、等々のサポートに20年を骨身を削り、仕事以上の真剣勝負で子どもの成功に寄与する母親たちは、有名受験校に行けば わんさと存在します。いえ、みんなそうとも言っていいくらいです。一部の両親東大、両親医師のような家族は別として、どちらかが 一般的な親であったなら 相当な勉強を親がし、水先案内をしないと、普通以上の成果を子どもに出させるのは無理というべきでしょう。

筆者も、子どもを3人育てるなかで、頭の下がりすぎる賢いお母さんたちをたくさん見てきました。何千人の保護者を見てきて、夫婦のIQ合計が並外れていない家庭の子が、学力で勝つには、基本はお母さんの努力次第、と感じています。家族をどうオペレーションしていくかの経営手腕なのです。勉強しなさいで子どもはするわけではないのですから。

 

社会人になったある日、娘からの宣告 なにもしなくていいじゃない もうやったんだから

 

しかし、いざ息子娘が社会人になり、ある程度希望を叶えて就職できたとき、いきなり態度が変わることに、母親は大きなショックを受けます。

お母さんのやってきたことは、誰にもまねできないと思う でも・・

あなたはもう、子育てこんなにやったんだから なにもしなくていいじゃないの

つまらないことをして 有名になろうとかしてない? うざいんですけど・・

私のお母さんが あなただとネット上でわかると それはこっちは迷惑なんですけど

結婚・就職の邪魔になるから やめてくれない?

 

母親は 思いもよらない宣言をされ、言葉を失います。そして、娘に妙に意気投合する夫にまた、震えあがります。

これは、あなたなんてもう結婚しなくていいじゃない

うちで私の面倒を見なさい お金ならあるんだから

 

そのように、娘に言ってしまう婚活の世界でよく遭遇する鬼母のエゴとちょっと似ているのです。

こわいです

 

母と娘は 大人になった時 どちらも じぶんより弱い立場に相手を置いておきたいようなのです。

おそろしいけれども、多くのご家庭を見て、それを認めざるを得ません。

 母はいつまでも  娘のサポーターでなければいけない? ちゃんちゃらおかしい家族のひずみ

 

 

お母さんはいつでも、私の成功のために なんでもしてくれるもの

と長年続いた勘違い。そして、やるべきことを成し遂げて やっと本来の私、女性としての自分に戻ろうとしたその瞬間、つめたく攻撃してきたりするようです。

 

女性としてわたしより しあわせにならないでほしい

私より活躍しないで

わたしより 男性に愛されないで

想像のつかない方には、こんな風に育てた親が悪い、と思えるかもしれませんし、娘の言っていることが正しいのかもしれません。

しかしこれは親子だけでなく、女性の友達でもよくある感情ですよね。

同じはいい でも私を置いて、はるかに幸せになっては許せない

一緒に低体温なゾーンにとどまってほしい

 

夫の妻への嫉妬 外でちやほやされる妻を許せない 努力の実る妻、母を喜べない

 

仕事を始めると、今まで人の目に触れなかった妻は一人の女性として 輝き始めます。

自分が最終決裁者になるのですから、覚悟もあるし、頼れる人を自分で探しもするし、それは、今まで夫だけを心のよすがに生きて生きた専業主婦時代とは、変わってきます。

 

やってもやっても妻の起業がうまくいかないならそれで一家は安泰です。

余計なことはやるなと思っても、どうせそのうちネを上げるだろうとほくそえんでいられるからです。

 

しかし、あるとき、妻が成果を上げ始めると とたんに夫婦の関係が難しくなります。夫の収入を超えたとき、別れた夫婦をどれだけ見たことでしょうか。

 

子育てがメチャメチャで、先生に叱れた、こんなこと言われたと落ち込む妻に優しく慰めていた夫は、もうそこには存在しません。

 

家族のエゴ、親子も母娘も、夫と妻もどこかで嫉妬心はある

 

介護になったとき、わがまま放題の老親に、くたびれ果て倒れそうになる真面目な子どもも多いです。

お母さんの言う通りにしなければ親不孝と思うと、どんどん自らが壊れていきます。

わたしたちが家族を長い目で円満にまわしていくために、妻のするべきことは、いったいなんなのでしょう?

家族の平安のために自分のミッションを捨てる? がまんする? 家庭を壊すのを承知で意見を通す?

 

まとめ家族の問題にプロの妻のすべき3つ

 

介護、子育て、夫浮気、受験あらゆる場面での家族クライシスに面した妻が取るべき態度はこの3つです。

1.あきらめる姿勢 家族と言えど人間同士でしかない醜さを認める

2.チャンスを待つ 風向きが変わるまでおとなしく柳のように揺れていれば、様子も変化するので、それまで情報収集しながらこもる

3.家族みんなの意見には従えない 自分を優先しますと宣言する